地誌学も面白いなと思えるようになりました

ずいぶん久しぶりの投稿になりました。
今年のはじめに、地誌学と人文地理学のテキストを読んでまったく興味が持てず、本業が忙しくなったこともあって
しばらく放置してしまいました。

 

 

地誌学、人文地理学のテキストを読んでも、あんまり面白さが理解できなかったんですよね...
というか、これが「学」なのか?という疑問がずーっと頭から離れず
(専門にされている方に、怒られますね...)

 

 

例えば「地図はメディアだ」という主張も、「そりゃそうだ」という感じしか持てず
「なぜそれを主張する必要があるのだろうか」という疑問がぬぐませんでした。


他にも、チューネンの地代曲線とかも最初は「へー」と思って読んでいましたが
要は運送コストやら単価やらで作られる作物が変わるよっという、これまた至極あまり前のことを言ってるにすぎず
もちろん定式化しことは価値があるのだと思いますが、この式でどれくらい現実をよく説明できるのかが分からなかったので
あまり興味をもてませんでした(この理論一つだけが気になったなら調べますが、全編こんな感じなので、詳しく調べる気力が起きない...)

 

 

が、何も興味もてないままももったいないと思ったので、色々参考文献を読んでいましたが
地誌学は、つまりは「ブラタモリ」だということなんですね。
ある場所の成り立ちや歴史などを総合的に把握して、現在の状況を捉えるっていうスタイルなんだなと理解できて、やっと面白く感じれるようにりました。
なんというか、一般論としての地誌学を学んでも面白くなかったんですが
具体例をもって地誌学を示されてやっと面白さが分かった気がします。

 

 

とはいえ、まだこれが「学」なのか?という疑問はあるのですが...
地誌学のような情報なり解釈が重要であることは理解します。その一方、それは単独で成立する学なのだろうかという気持ちもあります。
このあたり、いつかすっと理解できるようになりたいです。
(逆にいうと、こういう今まで興味持てなかった分野に挑戦できるのが、通信のよさかもしれません)